2014年1月29日水曜日

WEB+DB PRESS Vol.77

こんなところにパナソニックのスマートテレビの記事が!






【こんな人におすすめ!】


  • テレビ好きな人
  • スマートテレビに興味がある人
  • パナソニックのスマートビエラが気になる人


【ガツン!ときた一文】


"そこでパナソニックが採った戦略は、「インターネットを活用した新しい放送番組の楽しみ方」を商品コンセプトの中心に置いた「攻め」の戦略であり、そこには放送局の顔色をうかがっている余裕などなかったのである。TwitterやYouTubeなどのソーシャルメディアが人々のライフスタイルに大きな影響を与えている今、そういったものを取り込んだ形で放送番組を見てもらわない限り、テレビそのものの存在が危ういと判断したのである"

(P4)



【ひとこと】


意外なことにパナソニックのスマートテレビの進化に関する記事が載っている。
アマゾンなどで書影を見ただけでは、そんなことは全く分からないんですが…。
内容はこんな感じ。


パナがスマートテレビを作る

放送局が「地デジ放送運用規定」に違反するかどでTVCM拒否

それでもパナはテレビ事業に「インターネット活用」の戦略を。


という構図が分かりやすく、たった1ページにまとめられている。


放送局はテレビユーザがWeb上から勝手に取得してきた情報をテレビ番組上で
表示されたら困るんだとか。そんなことができるようになったら、
ユーザが興味の赴くままにWebの世界に流れていって広告収入が激減するでしょうね。


パナソニック スマート ビエラ│2013 放送拒否CM





でもパナソニックは、ガシガシとスマートテレビの開発に邁進してるみたいです。
ブラウザソフトFireFoxでおなじみのMozillaと組んで次世代スマートTVを作るらしい。


Tech Church パナソニック、Mozillaと提携してFirefox OS搭載のスマートTV開発へ
Gigazine パナソニックが次世代スマートテレビにFirefox OSを搭載することが判明




【一緒に読みたい本】


スマートテレビ スマートフォン、タブレットの次の戦場 (アスキー新書)








2014年1月28日火曜日

開発ツール徹底攻略 (WEB+DB PRESS plus)

ソーシャルコーディング・GitHubにチャレンジ






【こんな人におすすめ!】


  • 職業プログラマー
  • WebサービスやITサービスの会社でプログラマの採用担当をしている人


【ガツン!ときた一文】


"このコードを書ける能力があるかを判断するためには、実際に書いたコードを見るのが一番確実です。GitHubの登場により、コードを公開する権利が平等に与えられる時代に突入しました。FacebookやTwitterを見ればどのような人なのかがわかるように、GitHubを見れば、どのようなプログラマなのかが分かるのです。"

(P48)



【ひとこと】


「他人様のプログラマが参考にできて、かつ自分が作ったコードも見てくれそう!」
という素人丸出しの根性で、本書のGitHubの特集を読んでみました。
もちろん読むだけでは意味がないので、手も動かしています。GitHubを使う準備としてまず、


  1. Gitをインストール
  2. 公開鍵の作成
  3. Gitアカウントの作成
  4. アイコンの設定
  5. 公開鍵の登録


が、5でつまずいた!登録されない!なんで?
ドットインストールでレッスンやってくれんかなぁ(苦笑)



【一緒に読みたい本】


Gitポケットリファレンス









2014年1月27日月曜日

フリーランス & 個人事業主のための確定申告 改訂第 6 版

青色申告特別控除65万円は受けたい!でも複式簿記は…





【こんな人におすすめ!】


  • これからフリーランスや個人事業をはじめようと考えている人
  • 確定申告は白色申告よりも青色申告をしたいと考えている人


【ガツン!ときた一文】


"青色申告をするだけで、「青色申告特別控除」という特別な控除が受けられます。控除額は、「複式簿記」で帳簿を付けている人は65万円、「簡易簿記」で帳簿を付けている人は10万円です。"

(P34 青色申告のススメ)



【ひとこと】


人から個人事業主にとって確定申告は、白色申告ではなく、青色申告がおトク!
と聞いて国税庁のタックスアンサーを読んでみて、なぜおトクなのかよく分かった。


  • 青色申告特別控除が受けられる
  • 赤字を翌年に繰り越すことができる
  • 家族への給与を経費にできる
  • 30万円未満の固定資産を全額経費にできる


ふ~ん。なかなか良さそうな制度やね。
でも青色申告ができるようにするためには、
事前準備として税務署に届け出をする必要があるんや。


まぁ、それはいい。問題はそのあと。
タックスアンサーの青色申告制度でも何気にしれっと書いてあるけど、
複式簿記での記帳が必要らしい。



うーーーーーん。



そんな手間(おカネとか時間)はかけれんぞ~。
いくら会計ソフトがあるといっても手入力はなぁ…(泣)



と思っぐぐってたら、こんなサービスが出てきた!
Youtubeでもサービスの紹介がUPされているぞ!



全自動のクラウド会計ソフト 「freee (フリー)」






【一緒に読みたい本】



世界一ラクにできる確定申告 ~全自動クラウド会計ソフト「freee」で仕訳なし・入力ストレス最小限!











2014年1月24日金曜日

1日10分で月10万円を稼ぐ Amazon輸出ビジネスがわかる本

「好き」をメシの種にできるAmazon輸出ビジネス






【こんな人におすすめ!】


  • 仕事をする「場所」を自由に選びたい人
  • 仕事をする「時間」を自由に選びたい人
  • 「オタク」を仕事にしたい人


【ガツン!ときた一文】


"生活必需品ではなく、一言で言えば「あってもなくても良いもの」「興味がない人から見ればゴミでしかないオタク商品」を中心に扱います。なぜなら、オタク向け商品は、買い手が商品に価値を認めれば、高値で取引されるからです"

(P208)



【ひとこと】


興味のない人から見れば、「なんであんな『くだらないオタク商品』を囲っているんだ?」
という人が大活躍できる世界。具体的にはガンダムとか、
魔法少女まどか☆まぎかのフィギュアを1日眺めていても飽きないような人に朗報。



ただし、これらのオタク商品商品は単純に右から左に流せば
良いというものではなく、限定生産品とかプレミア商品を、
時間を使って探すことについて全く苦痛にならないことが必要




その精神性(?)がなければ、いくらスマホとかアマゾン販売専用のアプリを用いて、
効率的な商品の販売を行っても、単なる苦行にしかなりません。
まさに「好き」が「メシの種」になる典型例だと思います。




【一緒に読みたい本】


ライバルに差をつける! 「Amazon輸出」実践編






月に100万稼げる「Amazon輸出」入門











2014年1月23日木曜日

Web業界 受注契約の教科書 Textbook for Business Contracts in the Web Industry

Web受託開発者の「身の守り方」







【こんな人におすすめ!】


  • Web制作における受注者の方
  • Web制作における発注者の方


【ガツン!ときた一文】


"義理人情や恩返しとまでは言いませんが、今までの信頼関係で成り立っているクライアントから協力して欲しいと言われた時は、できる限りの融通を利かせて協力するようにしています。何でも言いなりになろうとは思いませんが、困った時は多少の協力や譲歩は良い個人的には思っています"

(P109)

"契約書はまさに、トラブル発生時の操作手順書なのです。トラブルの解決方法が、契約書に書いてあれば、いざという時に、スムーズに対処できるのです。"

(P123)


【ひとこと】



一言で言えば「重い」。内容が難解だから「重い」のではなく、
できれば巻き込まれたくないトラブル集だから「重い」。



といってもWeb業界でも特に、受託開発を生業とする人は、必須の知識だと思う。
契約書は"トラブル発生時の操作手順書(P123)"だと割り切って認識しておくと、
マニュアルを読むことが仕事になっているような人たちにとっては
かえってなじみやすいかも。あとは"横のつながりや人情"(P108)



【一緒に読みたい本】


良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方






2014年1月22日水曜日

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

日常生活から裏社会まで「悪ガキ」教授が分析しまくる






【こんな人におすすめ!】


  • ミクロ経済学でのオモシロネタを仕入れたい人
  • 経済学のインセンティブの概念についてレポートを書きたい学生



【ガツン!ときた一文】


"(ベーグルの無料販売所の代金の)回収率が90%を上回っていれば「正直者の会社」だと思うようになった。80%から90%の会社は「困ったもんだが許せる範囲」だ。回収率がいつも80%を下回っている会社では、フェルドマンはこんな感じのメモを張った。"

(P59)


"今年の初めからベイグルのコストは、大きく上がっています。残念なことですが、代金を頂いていないのになくなっているのベイグルの数も増えています。そんなことを続けるのはやめにしましょうよ。お子さんにだってインチキしろとは教えていらっしゃないでしょう?"

(P60 フェルドマンのメモの内容)




【ひとこと】



「ヤバい」と銘打っているだけあって、扱っているテーマが物議を醸し出しそうなものばかり
具体的には麻薬とか八百長とかテストの不正採点とか。



確かにこれらは「ヤバい」テーマだが、
本当に「ヤバい」のは人間の固有の心理でごまかすことに傾向があること。



ベーグルの無料販売所のケースでは、
人間が悪の誘惑(代金を支払わずに持ち帰ること)に勝てる確率は87%だとか



【一緒に読みたい本】


超ヤバい経済学






2014年1月21日火曜日

やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する!

ニッチなビジネスモデル構築の実例





【こんな人におすすめ!】


  • 仕事は「やりがい」か「カネ儲け」かの二者択一しかないと考えている人
  • 「好きな仕事=貧乏」と思っている人
  • 「やりがい探し」が上手くいかない人


【ガツン!ときた一文】


"経営というと大げさな響きがあるので、「商売力」と言ってもよい。より正確にいえば、「ビジネスモデル構築力」だ。要するに、自分の能力を開発し、お金に換えていく力のことである。"

(P13)



【ひとこと】


世の中の99.9%の人は、著者の渡邉さんのように
「三足のわらじ(記者・編集長・社長)」を履くがごとく、
ガッツリと働く必要はないでしょう(ていうか体力的にムリ)。



ただし、興味を掘り下げていって、どの分野ならニッチな商売が成り立つのか、
大企業からの収入に頼らず、ささやかでも自分独自の経済圏を作るのは、
これからの日本人の必須スキルになると思います。



そう考えると、本書に出てくる、MyNewsJapanのビジネスモデルは、
知識レベルとして知っておいても損はないでしょう。



【一緒に読みたい本】



ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉








2014年1月20日月曜日

必ず誰かに話したくなる経済学

エコノミストの「理論」かプロレス団体社長の「実践」か?







【こんな人におすすめ!】


  • 経済学が食わず嫌いの人
  • 飛行機とか新幹線などの超距離移動で手持無沙汰な人


【ガツン!ときた一文】


"アイドルやキャラクターへの思い入れを活かして、コアなファン(固定客)に同じ商品をたくさん買ってもらおうというビジネスなので、ファン層を開拓する必要がありません。特定の固定客の心だけしっかりとらえ、その固定客に支えてもらっているのです。"

(P177)



【ひとこと】


すぐれた経済学の教科書には、内容にちなんだ面白いコラムがついていますが、
まさにそのコラムを集めてできた本。


  • 「お金持ち課税」のプラスとマイナス
  • 世界のオモシロ税金―ポテチ税やヒゲ税
  • ヘアヌード写真はなぜ減った



など、電車通勤の間に読めてしまいそうな「軽いノリ」の話で構成されてます。
大体は、「へ~なるほど~」と読めてしまいそうですが、ひっかかるのが、
「AKB商法」とも言われる上記の引用部分です。



固定客の心をガッチリつかむことが、商売の肝のようにも読めますが、
この主張から真っ向から対立するような考え方もあります。
新日本プロレスの売上を11億⇒25億にする社長の発言からわかるネットサービスが廃れる理由



このブログの主張をかいつまんで言うと、サービス提供者が固定客のみに目を向けてしまうと、


サービスが盛り上がる

熱狂的なファンが増える

サービス提供側の目線がマニアになり、サービスや訴求がマニア向けになる

新規ユーザが敷居の高さを感じる

古参メンバーが増えサービスが過疎る


という状態に陥ってしまうということです。
つまり固定客の維持だけでなく、新規顧客開拓の方にも目を向けようよ!ということです。
いやはや、商売とは一筋縄ではいきませんなぁ~。




【一緒に読みたい本】


2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)






2014年1月15日水曜日

プレステップ経済学 経済実験で学ぶ

ミクロ経済学学習サービスのライバル登場か?







【こんな人におすすめ!】


  • 大学の経済学部を志望する高校生
  • 大学で経済学部「以外」の学部に在籍している大学生
  • 自分は「経済学とは縁のない人間だ!」と思っている人


【ガツン!ときた一文】


"もちろん、経済学を活用できるのは政策を担う人たちに限りません。「経済学は社会に出ると役に立たない」という人もいますが、実は意識せずに役に立っているのです。"

(P130)



【ひとこと】


今、個人的にこういう感じのミクロ経済学の学習サイトを構築中です。


基本サービスは、クルーグマン ミクロ経済学 や
マンキュー経済学I ミクロ編(第3版) に基づいて、
用語の解説を動画で行おうかと考えています。







個人的に本書を気に入ったのは、


「何でフツーの人が経済学をおべんきょうしなくちゃいけないのか?」


という点について、言及されていることです。
それもその問いは、20代くらいの人に向けて書かれているところです。



ぶっちゃけて言うと、ターゲットとする読者層が、自分が作っているサービスの利用者層と
被っていそうで、その敵状視察したかったからといったところでしょうか。
スマートな言葉を使えば、「マーケットリサーチ」とも言えるかな(笑)



今、構築中のミクロ経済学での学習サイトでも
「学習することの意義」について説明する文章でも使わせてもらおうっと。




【一緒に読みたい本】


大学で履修する入門経済学が1日でつかめる本 絶対わかりやすい経済学の教科書