オープンソースで「集約性」の確保~Linuxの事例
最近、WebサーバーのOSとしてLinux(P87)を使うことが多いので再読。
Linuxは「フリーでオープンソース」が
謳い文句のソフトウェアですが、意外な一面を発見したので、メモっておきます。
実のところ、Linuxは、リーナス・トーバルスを中心とした開発グループが、
集まってきたプログラムの修正点を整理して「集約性」を担保していたらしい。
"リナックスの場合、リーナス自信を含む一握りの人たちが、オペレーティング・システムのソースコードに加えるべき修正点を綿密に検証する。世界中にリナックスのプログラマーになりたい人はたくさんいるが、最終的にすべての道はリーナスに通じていて、彼が決めるのである"
(P91)
多様性は確かに大事だけど、「てんでバラバラも困る」ということだろう。
Max Linux Penguin / oddsock
一元管理と集約性は違う
といっても昔のソ連のような中央管理・統制経済システムとも違うのが、
Linuxの面白いところ。
"一元管理の一形態だと見えないこともない集約という手法が、逆説的であるが、分散性の成功には必要なのだ”
(P90)
う~ん、奥深い世界やわ~。
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