ホリエモンが「ゼロ」の状態から「働くこと」を考えた
「働くこと」の意味を考えさせられる本です。ホリエモンは読者に向かって、
ただ漫然と時間を、切り売りすることについて問い直しを迫っています。
"多くのビジネスマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えているのだ。"
(P120)
"自分の時間を差し出しておけば、月末には給料が振り込まれる。…そんなものは仕事ではないし、働いていても楽しくないだろう。"
(P121)
"人生が豊かになっていない根本原因は、なによりも「時間」だ。"
(P121)
Blas Family Vacation 2009 / D.B. Blas
自分の時間は自分が生きることに使おう!
「自分の時間は自分で使おう」というテーマは、他の著作でも語られています。
「お金と時間」は、「働き方本」における鉄板テーマです。
しかし、だからといって、本書が二番煎じの本かと言えば、
そうではないと思います。
それだけ人間は、たとえ「お金のため」とは言えど、
「人に強制させられる」ことが、大っ嫌いな生き物なんなんでしょう。
それだけにホリエモンの語り口は人間の本質をついており、
ぜんぜんぶれていないと思います。
【参考文献】
モモ (岩波少年文庫(127))
金持ち父さん貧乏父さん
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる
働くことがイヤな人のための本 (新潮文庫)
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