「経済のツボ」を突いてくる面白さ!
【こんな人におすすめ!】
- 加減乗除以外の数式を用いずにミクロ経済学を勉強したい人
- ミクロ経済学を勉強したいけど、時間はそれほどかけられない人
- 「規制緩和」には興味があるけど、それが何なのかよく分からない人
【ガツン!ときた一文】
"(マルクス経済学が支配的であったため)政界にも、官界にも、ジャーナリズムにも、ミクロ経済学的なものの見方がほとんど浸透していません。その結果、日本で効率化政策に批判的な人々が、経済学を知らずに批判していることがたびたび見受けられます。いわば食わず嫌いです。経済学の考え方がわかると、誤解が解けることが多いと考えられます"
(はしがきのP5)
【ひとこと】
今、個人的にこういう感じのミクロ経済学の学習サイトを構築中です。
基本サービスは、クルーグマン ミクロ経済学 や
マンキュー経済学I ミクロ編(第3版) に基づいて、
用語の解説を動画で行おうかと考えています。
ただ用語の具体例を説明するときには、アメリカの例だけでは、
分かりにくい…。そこで日本での経済政策問題を分析している
教科書を探していると、本書に出会いました。
この記事を書いた時点で、
- 序章 市場と政府の役割分担
- 6章 参入規制
- 終章 政治家の官僚の役割分担
の3つの章しか読んでませんが、
「居酒屋で話のネタにしたら、オッサン同士のトークバトルになりそうでんな~」
という印象。世の中には「総論賛成、各論反対」という言葉がありますが、
誠に「痛いけど筋が通っていて理に適っている」というネタが満載です。
読み手を差別するわけではありませんが、
学生さんが読むより、会社とか役所とかで働いているひと、、または
働いたことがあるひとが読むと、「あ~、それ分かるわ~」という感じを、
味わえること間違いなし(笑)
【一緒に読みたい本】
ミクロ経済学〈1〉市場の失敗と政府の失敗への対策 (プログレッシブ経済学シリーズ)
ミクロ経済学〈2〉効率化と格差是正 (プログレッシブ経済学シリーズ)
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