ロバート・キヨサキも納得(?)日本版・「金持ち父さん」
金持ち父さん貧乏父さん は、具体的な部分がぼかされたり、日米の制度が違ったりして、
日本人にとってすこし分かりにくかったりするのが難点です。
今回、ご紹介するのは、金持ち父さん貧乏父さん の現代日本版というところでしょうか。
これら3冊は、その分かりにくい部分をより分かりやすくしてくれています。
ノマド。 / Atsushi Tadokoro
ノマドと社畜 ~ポスト3・11の働き方を真剣に考える
本書の結論を言えば、
- ノマド
- 社畜
の長所を取り入れて、どちらでも働けるようにしよう!というのが結論。
安易なノマドの礼賛や社畜の推薦は一切、行われていません。
どちらをするにも、「覚悟せよ!」ということです。
でもどうやって?
貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
"「誤解のないように言っておきたいのだけれど、私はこの本でサラリーマンという生き方を否定したいのではない。世の中に蔓延する「社畜礼賛」が薄気味悪いだけだ。"
(P5 まえがき)
「安易なノマド礼賛が薄気味悪いだけだ」とは、明確に書かれていませんが、
上のノマドと社畜 ~ポスト3・11の働き方を真剣に考える と主旨は似てます。
こちらは、ハイブリッドな生き方の一つの方法として、マイクロ法人の設立を提案しています。
マイクロ法人を設立するとサラリーマの時には別に理解しなくてもよかった、
日本の社会保険制度、税制度、金融制度について勉強することになります。
本書ではそれらの概要について、説明してくれてます。
もちろん「法人」を設立するならば、自分でウラを取りましょう。
現役経営者が教えるベンチャーファイナンス実践講義
貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する は、
マイクロ法人の設立ということで、「株式上場」については、全く触れられていません。
ですが、こちらは起業→株式上場→創業者の引退まで踏み込んだ内容です
(創業者の引退というところが、他の証券アナリスト向けのテキストと違うところ)。
営利法人を立ち上げて上場するかしないかは、
創業者(や出資者)の自由ですが、「上場」がひとつの手段だと
考えている人のための本でしょう。
ピーター・ドラッカーで出てくる組織の在り方や、
証券アナリストの教科書に出てくる資金調達の説明などが、ひととおり触れられています。
「ベンチャー企業を立ち上げたい!でもどうやって運営するの?」とか
「将来のために大学の経営学部に入学したけど何読んだらいいのか分からん!」という、
素朴な疑問をお持ちの方に、最初の一冊!
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