Webサービスのバックエンドについて
「Webサービスをやる!」というとどうしても、サービスの前面について目がいきがちです。
プログラムとかWebサイトとか。でもそれらのプログラムを実行したり、Webサイトの表示、
サービスの実施には、
「サーバーやネットワークの知識が必要なはず!」。
と思って、素人には敷居が高そうな難解な専門用語が飛び交う中、
「まだこれならいけるんちゃうか?」と思って読んだ本をご紹介します。
(それでも読みながらかなり寝落ちしたが…)
Windows Home Server Rebuild / robertstinnett
これならわかる!Linux入門講座
まずはサーバーを動かすための基本OSの知識が必要。
そのOSとして
Linuxの基本操作について、未経験者用に説明。
先生と生徒の会話形式で進んでいくので、
手元に
ぶっ壊れてもいいような安価なPCを目の前に置いて、
操作しながら読み進めていくと、つまることろは、全くありませんでした。
ただし、Linuxの基本操作の説明に徹しているため、
お手持ちのPCをLinuxサーバーとしてネットワーク機器にしようと思うと、
別の本が必要になると思います。
改訂新版 3分間ネットワーク基礎講座
いまさらですが、Webサービスで顧客と情報のやり取りしていることを、
突き詰めていくと、最後は電気でデータ通信をしていることになります。
その通信は、次の7つの層に分かれています
(OSI参照モデル)
- 第7層 アプリケーション層(ユーザーにネットワークサービスを提供する)
- 第6層 プレゼンテーション層(データの形式を決定する)
- 第5層 セッション層(データのやり取りの順位を決定する)
- 第4層 トランスポート層(信頼性の高い伝送を行う)
- 第3層 ネットワーク層(伝送ルートや宛先の決定を行う)
- 第2層 データリンク層(隣接機器へのデータの伝送を制御する)
- 第1層 物理層(電気・機械的な部分の伝送を行う)
フルスタックのWebサービス事業者が直接作業するのは、
このうち第4層から上の層だと思います(多分)が、
本書でメインとしているのは、第1層から第3層について。
第3層にはIPアドレスとかの話も出てくるから、Webサービス事業者が、
一般教養的に読んでおくのも良いかと思います。
〔追記〕
この記事の公開後、記事を見てくださったから、7階層よりも多く、
11階層で説明している例もあると、聞きました。11階層で説明している
本に出会ったときは、注意して読んでみます。
【参考文献】
これならわかる!Linuxサーバー入門講座
3分間DNS基礎講座