2013年8月29日木曜日

統計学が最強の学問である

「スキル系」でもなく「おもしろネタ系」でもない最強の統計本






統計学の本というと、
「エクセルで分散値の計算」という具合にこういう、「スキル系」の本とか↓







「実は●●と△△には相関がある!」という具合に、「おもしろネタ系」の本など↓







今回紹介する本は、どちらの系統とも違いますね。
強いていうなら、【参考文献】であげた、ナイチンゲールの本に近いかな。




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行動するための統計学





「スキル系」の本も「おもしろネタ系」の本も、ただ漫然と計算方法や
分析結果を眺めているだけは、「ふ~ん、それで?」で終わってしまいます。
しかし、本書は、「ふ~ん」で終わらせないよう、


  • 「なぜそんなことをするのか」
  • 「そんな行動は可能なのか」
  • 「やったらなんぼ儲かるのか」


という視点で、読者を具体的に行動を起こさせるように話が展開されていきます。


"この3つの問いに答えられた時点ではじめて「行動を起こすことで利益を向上させる」という見通しが立つのであり、そうでなければわざわざ統計解析に従って新たなアクションを取ろうとする意味はない"

(P59 第3章誤差と因果関係が統計学のキモである)



要は、視点がビジネスチックなんですね~。
学生さんだけでなく、経営者、事務職、現業職、専門職などの職種にとらわれず、
社会の全方向に向けて書いたという感じかな。



【関連エントリ】


統計データはおもしろい!ためになる!



【参考文献】



丸山健夫 ナイチンゲールは統計学者だった!-統計の人物と歴史の物語- 日科技連







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