会社のサイズとCEOの長期休暇
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など、今となっては著名なサービスとなってしまった、ベンチャー企業の創業期のストーリー。
著者が創業者から会話をしながら、聞き出していく内容です。
中でも個人的に面白かったのが、PayPal。
今まで財布から小銭を出してモノやサービスを購入するという
当たり前の行動を変えてくれそうだからです。
ソフトバンク、米PayPalと合弁会社設立 - 決済サービス「PayPal Here」提供
MWC Barcelona 2013 - eBay, Paypal / Janitors
小さいことはいいことだ!?
PayPalがいかにシティバンクのような大手金融機関に対抗するくらいの資金決済サービスが、
できるようになった話も十分面白いですが、PayPalの組織形態もまた面白い!
個人的に意外だと思ったことを、いくつか書き留めておきます。
- 会社は小さい方が良い
"「社員が25人になったら、僕は小さい会社の方が好きだから辞めると思うよ。それでいいかな」"
(P35)
→起業家にとって「大きな会社」とか「会社を大きくすること」に価値があることだと
思い込んでいましたが…。そうでもないんですね。
- 創業期のCEOが一旦辞めてまたCEOとして復帰
"「合併により、しばらくの間、(CEOの)ピーターは休みを取ることにしました」"
"「この頃、経営の最上部でちょっとした口論になって、CEOはそのために辞めてしまいました。そこでピーターがCEOとして帰ってきました」"
(P28とP29)
→ベンチャー企業の社長は創業期からず~っと張り付いているもんだと思ってました。
経営に関与しなくなるのは、売却したときか、(スティーブ・ジョブスのように)取締役会に
追い出されるときぐらいのイメージしかなかった。いろんな路線があるんですね~。
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