ラベル キバシステム の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル キバシステム の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年2月14日木曜日

今週の週刊ダイヤモンド2013年2月16日号

数字で会社を読む アマゾン・ドット・コム


今週の週刊ダイヤモンド2013年2月16日号



「アマゾン」と聞いて、管理人のように、プログラミングやWebサービスを行った経験のない
人間からすると、「ないものがない」とまで評されるほどの、小売サイトをイメージします。



ですが、アマゾンについて紹介されている、雑誌や本を読むと、
その強さの源泉は、ITと物流に対する投資にあることが、分かるようになってきました。
(動画は、物流ロボット・キバシステムについて)









10年ぶりの最終赤字なのに株式時価総額は過去最高水準




本誌でも、純損益は赤字転落にもかかわらず、
株式時価総額は最高水準
にあることを紹介されています。



理由は、アマゾンが、2012年の売上高と比較して、2016年頃の売上高は、約9倍になると想定し、
そのためのIT投資について、株式市場から評価されている結果のようです。



本誌では、ITを駆使した在庫管理能力とおすすめの商品を紹介するレコメンド機能※1
について評価をしています。




AmazonEc2がおこす「規模の経済」




IT投資や在庫管理能力、レコメンド機能もさることながら、
管理人は、アマゾンの「目の付けどころ」が評価できると思います。
(別にアマゾンの株式を保有しているわけではないが)。



Web関連業界ではすでに有名ですが、別事業としてAmazon Ec2※2という
仮想サーバー事業を行っています。アマゾンが自社のデータセンターで
運用するサーバーやストレージといったITインフラを、インターネット経由で行う「サービス」です。



いわゆる「クラウドサービス」とも言われますが、他の競合他社よりも従量課金に徹した
料金体系が受けて、2008年の春の時点で、小売サイトのトラフィックを上回っているようです。
当時、アマゾンのWebサービス担当幹部の方は、このような話をされています。


"EC2/S3※3のトラフィックが増えることで、ネットワーク回線のさらなるボリューム・ディスカウントが可能になり、本業であるAmazon.com(小売サイト)のネットワークコストも低下した"

(「クラウド大全 サービス紹介から基盤技術まで」第4章 AmazonEc2 P98)


要するに、アマゾンは、最初に投資した設備(小売サイトのサーバーなど)を遊ばせず、
他(Amazon Ec2)でも使って収益を稼ぎ、最初の固定費用の負担を、
拡散させることに成功したのです。いわゆる規模の経済といわれるものです。




※1 レコメンド機能
ユーザーや目当ての商品を以前に購入したユーザーの購買履歴などから、
求めているであろう商品を紹介するもの

※2 Ec2
アマゾンが運用する「仮想マシン」をユーザーが自由に利用できるサービス

※3 S3
アマゾンのオンラインストレージサービス(Amazon Simple Storage Services)



【関連エントリ】


ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛 
週刊ダイヤモンド 201212月15日号
週刊東洋経済 2012年12月1日号




【参考文献】


日経BP社出版局編 クラウド大全 第2版 サービス詳細から基盤技術までクラウド大全 第2版 サービス詳細から基盤技術まで


クラウド大全 第2版 サービス詳細から基盤技術まで




2012年11月27日火曜日

今週の週刊東洋経済 2012年12月1日号

アマゾンの物流システムが地球規模に!



週刊東洋経済 2012年12月1日号



先週、週刊ダイヤモンドに関するブログで、
「感想を書くところがない」と思い、重箱のスミをつつくように、
ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛という本の書評記事を見つけ出し、
細々と、アマゾンのことを書いてました。



ところが、今週の東洋経済では、一転して「流通モンスター・アマゾン」特集。
誌面が、もっぱらアマゾンに、「ジャック」された感じです。合わせて最終消費者が関わる、
小売市場もアマゾンの一人勝ちといった様子が、報じられています。


  • 講談社
  • 紀伊國屋
  • ヤマダ電機
  • 楽天
  • NTTドコモ
  • イオン
  • イトーヨーカ堂


これらの企業は、「名前を知らない人がいない」、というぐらい、日本で指折りの、
対最終消費者向けの企業です。



しかしながら、「ガリバー」・アマゾンの前までは、すべて「小人扱い」です。
そのアマゾンを、「ガリバー」たらしめている要因は、ネットショップを支える、
物流網にあると思います(個人的な意見ですが)。



アマゾンネットショップ

2010_01_08_amazon_1 / dsearls




特集の第1番目には、アマゾン・ジャパンの多治見物流センター取材記事があり、
その設備や作業の流れが、うかがえます。



さらに誌面を読み進むと、アメリカのアマゾン・ドット・コムでは、
今年の春に、ロボット物流システム・キバシステムを買収していたことも、言及されています。
近い将来、アマゾン・ジャパンでも、お掃除ロボット・「ルンバくん」のようなロボットが、
走り回るのでしょう。



流通モンスター・アマゾンは、世界の物流コストを、さらに下げるもの
と思われます。日本のエスタブリッシュな企業は、どのように立ち向かうのでしょうか?



ちなみにリンクは、キバロボットオーダーピッキングシステムのYouTube動画です。
この動画は、すべて英語で日本語の字幕はありませんが、動画を眺めてるだけで、
「キバ」が何をしているかが、よく分かります。見るだけで分かってしまうので、
ある意味、ものすごい「破壊力」が、あります。


レポーターのお姉さんの声が、少し甲高いですが、0:40ごろの画像が必見です。



【関連エントリ】

ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛 
今週の週刊ダイヤモンド(2012年12月15日号)
今週と先週の週刊ダイヤモンド(2012年11月12日・19日発売分)





【参考文献】

リチャード・ブラント 
ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛 日経BP社



ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛