アマゾンの物流システムが地球規模に!
先週、週刊ダイヤモンドに関するブログで、
「感想を書くところがない」と思い、重箱のスミをつつくように、
ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛という本の書評記事を見つけ出し、
細々と、アマゾンのことを書いてました。
ところが、今週の東洋経済では、一転して「流通モンスター・アマゾン」特集。
誌面が、もっぱらアマゾンに、「ジャック」された感じです。合わせて最終消費者が関わる、
小売市場もアマゾンの一人勝ちといった様子が、報じられています。
- 講談社
- 紀伊國屋
- ヤマダ電機
- 楽天
- NTTドコモ
- イオン
- イトーヨーカ堂
これらの企業は、「名前を知らない人がいない」、というぐらい、日本で指折りの、
対最終消費者向けの企業です。
しかしながら、「ガリバー」・アマゾンの前までは、すべて「小人扱い」です。
そのアマゾンを、「ガリバー」たらしめている要因は、ネットショップを支える、
物流網にあると思います(個人的な意見ですが)。
2010_01_08_amazon_1 / dsearls
特集の第1番目には、アマゾン・ジャパンの多治見物流センター取材記事があり、
その設備や作業の流れが、うかがえます。
さらに誌面を読み進むと、アメリカのアマゾン・ドット・コムでは、
今年の春に、ロボット物流システム・キバシステムを買収していたことも、言及されています。
近い将来、アマゾン・ジャパンでも、お掃除ロボット・「ルンバくん」のようなロボットが、
走り回るのでしょう。
流通モンスター・アマゾンは、世界の物流コストを、さらに下げるもの
と思われます。日本のエスタブリッシュな企業は、どのように立ち向かうのでしょうか?
ちなみにリンクは、キバロボットオーダーピッキングシステムのYouTube動画です。
この動画は、すべて英語で日本語の字幕はありませんが、動画を眺めてるだけで、
「キバ」が何をしているかが、よく分かります。見るだけで分かってしまうので、
ある意味、ものすごい「破壊力」が、あります。
レポーターのお姉さんの声が、少し甲高いですが、0:40ごろの画像が必見です。
【関連エントリ】
ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛
今週の週刊ダイヤモンド(2012年12月15日号)
今週と先週の週刊ダイヤモンド(2012年11月12日・19日発売分)
【参考文献】
リチャード・ブラント
ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛 日経BP社
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