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2013年12月5日木曜日

おおきく振りかぶって(22) (アフタヌーンKC)

高校生は成長が早いなぁ~






武蔵野第一との試合が続いているので、野球以外のチョイ話は、
本編には登場しませんでした(本編以外に、三橋と栄口のエピソードあり)。



公立高校野球部の「青春エピソード系」を求めている方にとっては、
残念な巻かもしれませんが、高校生の試合だけに各選手の成長は著しい
(もちろん野球のほうね)。



西浦高校の花井(主将・右翼手)




あの榛名のストレートを左翼へスタンドに叩き込む。
チームメイトであり、ライバル・田島を追い越す、チームにとっても初の本塁打。




武蔵野第一高校の秋丸(捕手)




単なる「カベ」ではなくなってきた。
ワガママ榛名と普通にサイン交換をしている。


※「カベ」・・・ブルペン捕手の俗語。プロ野球ならば、職業として扱われるが、
アマ野球ではあまり良い意味では使われない。ディフェンスやスローイングのできない,
「捕るだけ」の控え捕手で、試合では3番手以下の扱い。





ホンダ先制シーン / boomer-44







【関連エントリ】


最近読んだ漫画(講談社)2冊について
おおきく振りかぶって20おおきく振りかぶって(20) (アフタヌーンKC) 






2013年6月6日木曜日

最近読んだ漫画(講談社)2冊について

どっちも細やかな心理描写と作画が、ステキ!



普段は、字ばっかりの本を読みます。別に漫画が嫌いというわけではないです。
ただ、気に入った漫画を読みだすと絵を何度も見返してしまって、他のことに
手が付けられなくなるので、身の回りに近づけないようにしています。



が、その中でも例外はあります。これから紹介する2冊は、
個人的にどうしても「読みたい」という欲望を抑えられない2冊です。
図書館で借りてきたので、読んだらさっさと返します(笑)





リラックマ 4クママンガ 1 / yto





おおきく振りかぶって 21







高校野球にオンナの監督?



作品の発表以来、最初から読んだ人も、途中から読んだ人も、
みーーんな、「何で?」と思ったていたことが、この21巻で明らかになります。
(もちろん作品に登場する人物たちも、節目節目で「何で?」と不思議に思ってましたが)



モモカン(百枝まりあ)が硬式野球部の監督を引き受けた理由とは…。
ネタバレになりますので、このブログでは言いませんが。



ところで、Youtubeを検索していると、こんな動画が投稿されてますね。
高校野球の試合前ノックで、女性の監督(コーチ?)がノッカーを務めてらっしゃいます。









バガボンド 35








前巻あたりから、伊織(宮本伊織)のいる村に住みつきはじめた武蔵です。
でもなんで、刀から鍬に握り替えて、田畑を作り始めているんでしょうか?
これも武者修行の一環でしょうか?



しかも向かう相手は「飢餓」。イナゴが食いつくした大地を「斬る」のではなく、撃っています。
(毎度のごとく盗賊の群れが襲い掛かってきますが、これは一蹴)
人間ではなく天災である飢えとの戦いは、どうなるんでしょうか?



吉川英治の原作を読めばいいんでしょうが、井上先生の絵も楽しみたいので、
次の巻にも期待!



【関連エントリ】


おおきく振りかぶって20 
バガボンド34




2013年3月28日木曜日

弱くても勝てます 開成高校野球部のセオリー

『ガンガンいこうぜ』で都大会5回戦進出!








RPGの定番、「ドラゴンクエスト」シリーズではⅣから、AI戦闘モードというシステムがあります。
モンスターと遭遇したとき、主人公以外のキャラについて、
6種類のモードから選んで、自動戦闘をさせる機能です。


  1. 「みんながんばれ」→バランスの取れた平均的な戦闘
  2. 「ガンガンいこうぜ」→最大威力の攻撃手段で総攻撃をかける
  3. 「いのちをだいじに」→仲間が倒れないことを最優先
  4. 「じゅもんをせつやく」→呪文の使用を控えめに戦う
  5. 「じゅもんをつかうな」→呪文を一切使わずに戦う
  6. 「いろいろやろうぜ」→無意味な道具や呪文を使ったりする


本書でサブタイトルにも使われているとおり、
開成高校のセオリーとは、2番目の「ガンガンいこうぜ」です。
相手に10点取られることを前提に15点取って勝ち抜くという発想。
詳しい戦績はコチラまで(高校野球ドットコム)






DSC_0833 / alexxis





「弱くても勝てる」チームの例(フィクション)





個人的に「弱くても勝つ野球」と聞くと、投手をはじめとした、
守備力を鍛え上げる野球をイメージします。業界用語でいうところの「スミ1の野球」です。
具体例は、次のとおり(すべてフィクションの高校ですが)。





学校が、四国一の超進学校で、投手がスーパークレバーな投球術の持ち主。
予選の高知県大会では失点0。甲子園1回戦では、ドカベンこと山田太郎の明訓高校を、
あと一歩で完封勝利というところまで追い詰める。





遊撃手以外はコレといった選手がいないにもかかわらず、
投手がプロ野球のスカウトにひそかに指導を受け、夏の神奈川県大会で7試合に出場し、
防御率は0.60。県大会では、決勝戦まで進出する。






新設野球部のため、部員は1年生のみ。全体的に体も小さく、長打は期待できないが、
「投球バカ」ともいえるほどのコントロールの利いた投手を要としたチーム。
初の埼玉県大会では、5回戦進出を果たす。




セオリーは自ら考えよ!





このように「弱い」チームは、投手中心の守備力重視という定説(?)がある中、
なぜ開成は、超攻撃的な野球をするのか?それを読み取るのが、本書の面白さです。



普段は、当たり前すぎて見逃してしまうようなことについて、
あえて考え抜いて実践することが、「開成野球」の極意なのでしょう。



下の引用は、格上の相手と練習試合で10-5で勝った時にも関わらず、
試合内容に満足しない監督が、選手たちに対して激昂して出た言葉です。


"俺たちは小賢しい野球は、ちょっと上手いとかそんな野球はしない。自分たちのやりたいことを仕掛けて、そのやり方に相手を引っ張り込んでやっつける。俺達は失敗するかもしれない。勝つこともあれば負けることもあるが、勝つ可能性を高めるんだ!これなら国士舘や帝京にも通用するんだよ!"


(P52 2回理屈で守る)





【参考文献】


水島新司 大甲子園 文庫全17巻 完結セット (秋田文庫)






三田紀房 甲子園へ行こう! (1) (ヤンマガKC (884))







ひぐちアサ おおきく振りかぶって コミック 1-20巻 セット (アフタヌーンKC)









2012年11月12日月曜日

おおきく振りかぶって(20) (アフタヌーンKC)

夏大後、秋の新人戦シード獲得に向けた関西遠征編


おおきく振りかぶって20




高校野球の「光と影」、「裏と表」。



高校野球の球児にとって、重大なテーマの一つである
「ケガ(故障)」が、前の19巻では、阿部くんの捻挫が、治りつつあったので、
余計に、印象に残りました。




西浦の阿部くんの捻挫は、まだいいです。(とりあえず)一時的な外傷ですんだからです。
しかし西浦の練習試合の相手である、桃李の1年生投手・上代く(かみしろ)くんの左肩は、
このさき大丈夫でしょうか?




1年時の夏大の連投がたたって、その後の野球人生を棒に振ったという、
話をよく聞きますからね。






DSC_2128 / alexxis






ひぐち先生は、練習試合と言えども、試合進行の描写について、
手を抜かないので、上代くんの左肩の故障進行が、エグイぐらいによく分かります。




あと、西浦の下位打線、どうにかせんとあきませんわ。
「打てない」・「送れない」では、埼玉県での上位進出は、危うい。
特に経験者で、野手専門の水谷くん。三橋くんは投手専門、西広くんは、野球経験5か月ほど。



水谷くんが、「下位打線班」のリーダーになって、どうやって上位打線につなぐか、
定期ミーティングをした方が、良いと思います。



他のメンバーは、投手や捕手などの守備の負担が重いポジションを
兼任していることを考えると、「レフト」・「サード」の守備負担は、
まだ軽い方と思いますので。きみが、7・8・9番の下位打線トリオを引っ張らないと。




参考書籍:


ひぐちあさ おおきく振りかぶって(19) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって(19) (アフタヌーンKC)



おおきく振りかぶって(19) (アフタヌーンKC)