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2014年3月6日木曜日

WEB+DB PRESS Vol.76

Web決済の手数料について PayPal→3.6%+40円、WebPay→3.4%+30円





【こんな人におすすめ!】


  • Web決済に興味がある人
  • 決済事務がめんどうくさいと感じる人



【ガツン!ときた一文】


主な決済代行サービスと手数料


〔日本〕

  • GMOペイメントゲートウェイ→非公開
  • ソフトバンク・ペイメント・サービス→非公開
  • ベリトランス→非公開
  • ペイジェント→非公開
  • PayPal→3.6%+40円
  • WebPay→3.4%+30円



〔米国〕


  • Stripe→2.9%+30セント
  • Braintree→2.9%+30セント


【ひとこと】


クレジットカードのお金と取引データの流れ、
購入者・ECサイト・アクワイアラ・イシュアの関係が非常によく分かった。



著者が実際にWebPayというクレジットカードの
決済代行サービスをしているからだと思う。



あと、日本とアメリカの主な決済代行サービス手数料の比較がされているので、
参考になる。PayPalで3.6%+40円WebPayで3.4%+30円。



【一緒に読みたい本】




2013年8月6日火曜日

Founders at Work 33のスタートアップストーリー

会社のサイズとCEOの長期休暇






  • Hotmail
  • Gmail
  • PayPal
  • Flickr
  • Yahoo!
  • FireFox



など、今となっては著名なサービスとなってしまった、ベンチャー企業の創業期のストーリー。
著者が創業者から会話をしながら、聞き出していく内容です。



中でも個人的に面白かったのが、PayPal
今まで財布から小銭を出してモノやサービスを購入するという
当たり前の行動を変えてくれそうだからです。


ソフトバンク、米PayPalと合弁会社設立 - 決済サービス「PayPal Here」提供




 
MWC Barcelona 2013 - eBay, Paypal / Janitors





小さいことはいいことだ!?





PayPalがいかにシティバンクのような大手金融機関に対抗するくらいの資金決済サービスが、
できるようになった話も十分面白いですが、PayPalの組織形態もまた面白い!
個人的に意外だと思ったことを、いくつか書き留めておきます。


  • 会社は小さい方が良い

"「社員が25人になったら、僕は小さい会社の方が好きだから辞めると思うよ。それでいいかな」"

(P35)


→起業家にとって「大きな会社」とか「会社を大きくすること」に価値があることだと
思い込んでいましたが…。そうでもないんですね。




  • 創業期のCEOが一旦辞めてまたCEOとして復帰



"「合併により、しばらくの間、(CEOの)ピーターは休みを取ることにしました」"
"「この頃、経営の最上部でちょっとした口論になって、CEOはそのために辞めてしまいました。そこでピーターがCEOとして帰ってきました」"


(P28とP29)


→ベンチャー企業の社長は創業期からず~っと張り付いているもんだと思ってました。
経営に関与しなくなるのは、売却したときか、(スティーブ・ジョブスのように)取締役会に
追い出されるときぐらいのイメージしかなかった。いろんな路線があるんですね~。




【関連エントリ】


「金持ち父さん」への道~ハイブリッドビジネスパーソン特集
Eric Sink on the Businness of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方



2013年7月3日水曜日

Webサービスを始める人は必見!集金システム特集

決済・請求・集金・売上管理…回収業務のあれこれ



Web上で商売を始めるのは、いいでしょう。でも決済や集金業務はどうするの?まさか、
あなた自身が集金袋を片手に、全国各地(海外含む)を回る気じゃあないですよね?



集金の額が、ウン千万円とか、ウン億円とかいう単位ならばそれもアリでしょう。
もっとも、それを現金で持ち歩くのもどうかと思いますが…



そこで今回紹介するのは、決済・請求・集金に、細々とした手間をかけるのがイヤ、
という人のための本。こっち↓はWordPressの利用を前提としたショッピングサイトのノウハウ集。



小さなECサイトのWordPress+Welcart導入・設定ガイド[Welcart公式ガイド] (Small Business Support)







こっち↓は、別にWordPressの利用を前提としていません。
言いたいこと、説明したいことは、ほぼ同じです。(ちなみに、管理人はどちらも、
精読していません。ザクッと一読しただけ。詳しい内容はご説明できません。悪しからず)


EC-CUBE公式完全ガイド[ver 2.12/2.11対応] ECサイト構築・カスタマイズ・運用のすべて









めんどうくさがり屋さんための「ボタン」






それでも、「ショッピングサイトを構築するのなんて面倒だ!」という、そこのあなた。
PayPalを使ってください。これさえあれば、ショッピング専用のサイトを作らなくても大丈夫



自分のサイトにボタンを1個置くだけで、決済どころか売上管理までしてくれます。
特に、ブツを扱わないサービス業の人に向いているような気がします。



ドットインストール PayPalを使って販売サイトを作ろう (全6回)









資金決済サービス業界の価格破壊






「いやぁ~、それでもPayPalは、決済手数料がかかるんでしょ?」。
ご推察の通り、手数料はかかります。決済手数料は、決済金額の3.6%+40円です。


PayPalのご利用手数料





でも、もっと「お手軽な」決済サービスもありますよ!
WebPay決済手数料は、決済金額の3.4%+30円です。


WebPayについて






WebPayは、ターミナルやコマンドラインの操作について基礎的な知識が必要そうですが、
「安さ」に目が眩んで、習得してしまうかもしれない(笑)どちらにせよ、自分で
直接、大手クレジットカードの加盟店になることの費用を考えたら、破壊的な安さですわ。




【参考文献】


決済サービスのイノベーション―資金決済法で変わるビジネス・生まれるビジネス






2012年11月16日金曜日

経済とお金儲けの真実

本棚に思わず手が伸びた(笑)









1~3章は、ミクロ経済学っぽくて、かつ社会学っぽい作りです。
経済学部だけでなく、消費論を勉強されている社会学部の学生さんが、
読んでもおもしろいのでは、ないでしょうか?



スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
禁欲と強欲 デフレ不況の考え方禁欲と強欲 デフレ不況の考え方



本書の土台となっている考え方は、ミクロ経済学のお話なんで、
これらの本を読んでおけば、本書は、すぐ読めます。



飯田先生(マクロ経済学)の本領は、第4章以降に発揮されてます。



貨幣法制説(P154)

つまるところ、今の不換紙幣は、「紙」と国家権力の裏付けで
できているという考え方。けっこうびっくりした。
別の著作(歴史が教えるマネーの理論歴史が教えるマネーの理論 )で、
貨幣商品説(物々交換用の金銀)を例にとって、説明されていたので。



PayPalやネット課金は普及するか?(P164)

みんなが使い出したら使うかも。ネットワーク外部性の問題。
かつての「FAX」と同じ。一人だけFAXを所有していても意味はなく、ある一定数以上の人が、
使い出したら、爆発的に普及するのでは?



●サービス専用のクーポン券(P175)

これは、結構難しい。クーポンを仲立ちして、サービス同士の
等価の交換をできるか?という問題に、ぶち当たるではないでしょうか?。




クーポン券

20分マッサージクーポン券。いいホテルだね / G4GTi




【参考文献】


吉本佳生 スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学


スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学


吉本佳生 阪本俊生 禁欲と強欲 デフレ不況の考え方禁欲と強欲 デフレ不況の考え方



禁欲と強欲 デフレ不況の考え方



飯田泰之 歴史が教えるマネーの理論歴史が教えるマネーの理論








2012年11月12日月曜日

電子マネー革命~キャッシュレス社会の希望と現実


貨幣の流通速度からみる景気の向上





電子マネー革命~キャッシュレス社会の希望と現実




マクロ経済学には、貨幣の流通方程式という考え方があります。
M * V = P * Y



ただし、

  • M→貨幣量
  • V→貨幣の流通速度
  • P→物価
  • Y→総産出量




このうち、右辺の P * Y は、名目GDPと呼ばれるものです。
つまり、名目GDPを増やす(景気を向上させる)ためには、
左辺の、MもしくはVを増加させる必要があります。



第1項のMは、通貨発行権に関しては、国家の専権事項で、
日本銀行が、貨幣の総量を調節するため、個人の力では、いかんともしがたいものです。





Money Hand Holding Bankroll Girls February 08, 20117 / stevendepolo




しかし、第2項のVの回転数を速めることは、
本書による「電子マネー革命」によって、可能です。
具体的には、以下のような民間サービスが、貨幣の流通速度を速めます。


  • 資金決済法の成立によって発生した銀行以外の資金移動業(PayPal、ウェスタンユニオン)
  • 送金手数料を劇的に下げたC to Cビジネス(Abilie、coconala)


本書では、著者の仮想例を用いて、「革命」が進行しています。
しかし、郵便が電子メールに変わり、銀行決済がATMなどに置き換わり、
信書や貨幣の取扱高が、爆発的に増加した
ことを考えると、
決して仮想例にとどまるものではない、と思います。




参考文献:

野村総合研究所 電子決済プロジェクトチーム
電子決済ビジネス 銀行を超えるサービスが出現する電子決済ビジネス 銀行を超えるサービスが出現する


電子決済ビジネス 銀行を超えるサービスが出現する



決済研究プロジェクトチーム,杉浦 宣彦
決済サービスのイノベーション―資金決済法で変わるビジネス・生まれるビジネス決済サービスのイノベーション―資金決済法で変わるビジネス・生まれるビジネス
  決済サービスのイノベーション―資金決済法で変わるビジネス・生まれるビジネス


決済サービスのイノベーション―資金決済法で変わるビジネス・生まれるビジネス