2014年1月22日水曜日

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

日常生活から裏社会まで「悪ガキ」教授が分析しまくる






【こんな人におすすめ!】


  • ミクロ経済学でのオモシロネタを仕入れたい人
  • 経済学のインセンティブの概念についてレポートを書きたい学生



【ガツン!ときた一文】


"(ベーグルの無料販売所の代金の)回収率が90%を上回っていれば「正直者の会社」だと思うようになった。80%から90%の会社は「困ったもんだが許せる範囲」だ。回収率がいつも80%を下回っている会社では、フェルドマンはこんな感じのメモを張った。"

(P59)


"今年の初めからベイグルのコストは、大きく上がっています。残念なことですが、代金を頂いていないのになくなっているのベイグルの数も増えています。そんなことを続けるのはやめにしましょうよ。お子さんにだってインチキしろとは教えていらっしゃないでしょう?"

(P60 フェルドマンのメモの内容)




【ひとこと】



「ヤバい」と銘打っているだけあって、扱っているテーマが物議を醸し出しそうなものばかり
具体的には麻薬とか八百長とかテストの不正採点とか。



確かにこれらは「ヤバい」テーマだが、
本当に「ヤバい」のは人間の固有の心理でごまかすことに傾向があること。



ベーグルの無料販売所のケースでは、
人間が悪の誘惑(代金を支払わずに持ち帰ること)に勝てる確率は87%だとか



【一緒に読みたい本】


超ヤバい経済学






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