学習方法を見つけること自体が独学
本書の内容は、主に2つに分けることができます。
- 慶應義塾大学・通信教育課程に進学した体験に基づく独学の方法について
- 海外に在住した経験にもとづく多様な社会の在り方について
実は、著者の柳川範之さんは、先日当ブログでも書いた、
日本成長戦略40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日 で、
40歳定年制を唱えている方です。
40歳定年制は、それ自体十分にスジの通ったものだと思います。
その原体験は、子どものころに目の当たりにしたブラジルでの、絶望的な格差や、
大学院に留学したプリンストン大学での経験にあることが、よくわかりました。
Feb 16/12 P is for pencil, pages and post-it notes / Jude Doyland
「ドツボ」にはまらないようにするためには…?
ただ、どちらかというと管理人が、注意して読んだのは、前者の独学の方法についてです。
ポイントをあげるとすると、次のような感じでしょうか。
- ノートづくりのためのノートはつくらない
- マーカーは引かない(引きすぎると後でどれが重要なとなのかわからなくなる)
- 問題集はの問題は分からなかったら、すぐ答えを見る
- テキストは2回読む
- 同じようなことが書いている別のテキストも読む
独学というのは、誰もアドバイスしてくれる人がいません。
従ってどこが重要項目かは、すぐにはわかりません。やっていると、どれも重要に見えたり、
分からないことに時間が取られたりもします(いわゆる「ドツボにはまる」というやつですな)。
オンライン通信添削・ドットインストールについて
管理人は、今個人的に、経済学とプログラミング言語について、
全くの独学で学習しています。普段、1人でやっているので、
「ホンマにこれでええんか?」と思うようなことは、しばしばです。
そういうときに本書と出合い、「わが意を得たり」という心地になれました。
経済学やプログラミング言語と格闘しているうちに、知らず知らずのうちに、
これらの独学のスタイルが、自然と身についてしまったからです。
ちなみに、独学と言っても、プログラミング言語の方は、全くの独学ではありません。
最近、こんな通信添削サービスがあるので、現在受講中です。
ドットインストール 通信添削コース
これは、これで色々と有意義なことを感じることがあるので、
別の機会で別の本と絡め合わせて、書くつもりです。
【関連エントリ】
日本成長戦略40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日
日本成長戦略40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日 その2
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