2013年9月10日火曜日

いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略

生粋の「てっちゃん流」商売の秘訣






管理人は根っからの関西人なので、いすみ鉄道と聞いても、
それがどこのにあるのかさえ、全く分かりませんでした。



関西とはあまり縁のなさそうな、いすみ鉄道の存在を知ったのは、
その社長さんのブログを読んだためです。


このブログ記事を読んでいると、下の方に今の世の中では
とても言いにくいことを、あっさりと言ってしまっている…。(詳しくはコチラ)



今の日本で一番お金をもっているはずの団塊の世代をあえて
ビジネスのターゲットにしない
というのは、なかなか思い切った発想です。
商売に関して一家言もつお方だなぁと思い、本書を手にとってみました。





上総中野駅 / keyaki





鉄道全面展望DVD制作・販売会社「パシナ倶楽部」




「英国航空日本支社旅客運行部長を経て、
いすみ鉄道株式会社代表取締役に就任」



著者である鳥塚さんの経歴を書くと運輸サービスのスペシャリストのような感じがしますが、
肩書は、これだけじゃありません。しかももう一つの肩書の方が、今のいすみ鉄道の
経営に大きな影響を及ぼしているような気がします。



「有限会社パシナコーポレーション代表取締役」。



資源としての地方鉄道の有効活用





パシナコーポレーション(パシナ倶楽部)の事業内容は
鉄道に関するビデオ、DVDの制作および販売、およびそれらに関する諸商品の販売です。
これらの事業内容が、鳥塚さんの前歴と相まって、いすみ鉄道の赤字脱出のカギとなっています。


  • 「ムーミン列車」の運行(P55)
  • 収益の改善をお菓子やお弁当の販売に求める(P77)
  • 運転士志望者に訓練費用700万円を自ら負担してもらう(P103)



当然、これらは起業をしようと人のヒントになるのではないでしょうか?



【参考文献】


鳥塚 亮
ローカル線で地域を元気にする方法: いすみ鉄道公募社長の昭和流ビジネス論
晶文社









0 件のコメント:

コメントを投稿