約款から見る日本民法とWebサービスについて
新書本であるが、読み通すのに1ヶ月もかかってしまった…。
しろうとから見れば、とんでもなく広い民法について、
「何となく」読んでしまったからでしょう。
しかし、読む視点を「日本に住む一生活者」から、
「Webサービスを提供する(予定の)事業者」に移せば、
優先して読む箇所が分かってきます。
そういわけで、今後Web上でサービス提供をする上で、
「知っておくべきところやろなぁ~」というところを、本書に従って列挙しておきます。
作ったWebサービスを、利用者と1人ずつ契約書を交わすなんて、
不可能なので、約款については、関心を持っておいた方がよいと思います。
AU契約そろそろ10年かー。びっくり / Matoken
Webサービスやる人間が読むべき箇所
- 約款と「契約自由の原則」の関係(P178)
- 市場メカニズムによる悪い約款の淘汰(P181)
- 契約品質維持のための法の介入(P181)
- 組み入れ要件(P181)
- 不当条項規制(P185)
- 約款の変更について(P185)
管理人は、法曹関係者でもなんでもないんで、
逐一解説することはできませんが、Webサービスを公開するときは、
ググって調べておこう。
あと、約款の説明の後に、日本民法が想定していない
サービス契約(P189)についても、著者の考え方が説明されているので、
このへんもメモっておいた方が良いかも。
【関連エントリ】
Webサービスをはじめるための法務特集
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