ネットを主要な販売チャネルとするライフネット生命保険
ネット生保業界のスポークスマン的な岩瀬大輔さんが、
書いた生保業界の本です。読後に感じたことは、
何かプレゼンテーションを受けたような感じがします。
- 生命保険の販売手法
- 保険金不払い問題
- 保険会社の収益源
- 金融当局による新規参入の奨励(2005年)
- ライフネット生命保険株式会社について
最後に自社のアピールポイントを、さりげなく載せているところが、
プレゼンとしてのそつのなさを感じさせます。
BABY JOY / Shutter Bunny
硬軟おりまぜて初心者にも分かりやすく
内容的には、生保業界にいる人ならば、周知の事実かもしれません。
しかし、本書では、業界の外にいるような人でも分かるような説明が、なされています。
岩瀬さんご自身の保険との出会いから、統計資料を駆使した業界全体の
収益構造など、説明は非常に分かりやすかったと思います。
(生保商品は分かりにくいものが多いにもかかわらず)
事業を立ち上げようとする人にもどうぞ
生命保険について詳しく知りたい人は、一読することをおススメしますが、
これから何か事業を起こそうと考えている人にも、おススメできるのではないかと思います。
業界は違えど「起業家が何を見ているか?」という視点は、
どんな事業でも使えそうな気がします。
ライフネット生命保険株式会社は、2006年10月に74年ぶりの独立系生命保険会社として
誕生した、いわばベンチャー企業です。新規参入をするときに、
- 生保市場の規模
- 市場の現状と問題点
- 自社の想定顧客層
- 顧客のニーズ
- 業務管理
などについえリサーチをかけていると思います。
本書では具体的に「これこれの準備をした」ということは、明確に書かれていません。
しかしそれらのことが行われていることが分かる書きっぷりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿