2013年4月20日土曜日

生命保険のカラクリ

ネットを主要な販売チャネルとするライフネット生命保険






ネット生保業界のスポークスマン的な岩瀬大輔さんが、
書いた生保業界の本です。読後に感じたことは、
何かプレゼンテーションを受けたような感じがします。


  • 生命保険の販売手法
  • 保険金不払い問題
  • 保険会社の収益源
  • 金融当局による新規参入の奨励(2005年)
  • ライフネット生命保険株式会社について



最後に自社のアピールポイントを、さりげなく載せているところが、
プレゼンとしてのそつのなさを感じさせます。







BABY JOY / Shutter Bunny




硬軟おりまぜて初心者にも分かりやすく




内容的には、生保業界にいる人ならば、周知の事実かもしれません。
しかし、本書では、業界の外にいるような人でも分かるような説明が、なされています。



岩瀬さんご自身の保険との出会いから、統計資料を駆使した業界全体の
収益構造など、説明は非常に分かりやすかったと思います。
(生保商品は分かりにくいものが多いにもかかわらず)




事業を立ち上げようとする人にもどうぞ





生命保険について詳しく知りたい人は、一読することをおススメしますが、
これから何か事業を起こそうと考えている人にも、おススメできるのではないかと思います。



業界は違えど「起業家が何を見ているか?」という視点は、
どんな事業でも使えそうな気がします。



ライフネット生命保険株式会社は、2006年10月に74年ぶりの独立系生命保険会社として
誕生した、いわばベンチャー企業です。新規参入をするときに、



  • 生保市場の規模
  • 市場の現状と問題点
  • 自社の想定顧客層
  • 顧客のニーズ
  • 業務管理



などについえリサーチをかけていると思います。
本書では具体的に「これこれの準備をした」ということは、明確に書かれていません。
しかしそれらのことが行われていることが分かる書きっぷりです。









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