2013年4月27日土曜日

ともに戦える仲間のつくり方

サラリーパーソンにとっての福音。「草ベンチャー」のすすめ







なかなか便利な言葉だと思ったので、ブログに載せておこうと思ったら、
すでにGoogleの検索予測にひっかかるではないか。草野球ならぬ「草ベンチャー」


"草野球をやるようにベンチャーを手伝ってもらう仕組みです。何か新規事業の立ち上げやベンチャーを手伝いたい人がいたら、自分の空いている時間、週末だったり、平日の就業時間後だったり、会社に集まってもらって、立ち上げ業務に主体的に関わってもらうというもの"



(著者でもあり、株式会社ビズリーチ代表取締役でもある南壮一郎さん。
本書のP49でも同様の記述あり)

日経ビジネス【9回表】 草野球ならぬ、「草ベンチャー」のすすめ






Hannah at Baseball Practice / bob194156




「週末」・「真夜中」・「ボランティア」でベンチャー起業を立ち上げ




ベンチャー企業のWebサービスやシステムを見ていると、素人目に見ても、
複数人で作られたものである、と分かるときがあります。
その割には、何人もの人を食わせるだけの、収益が上がってそうな様子もありません。



管理人は、昨年、その中のある1社の代表者の方に向けて、
実際にemailで尋ねてみたことがあります。「人手はどうやって賄っているんですか?」と。
代表者曰く、「ほとんどボランティアで回しています」




管理人の記憶では、そのとき合計10名ぐらいの人数はいたそうですが、
フルタイムで働いてるのは、代表者を含めて2人ぐらいで、
あとはパートタイムのボランティアか、インターンの学生さんだったと思います。



冒頭で述べた、南さんの記事は2010年です。私がベンチャー企業の社長から
直接聞いたのは、2012年なので、「草ベンチャー」は、足元で、
少しずつ伸びてきているような気がします。




サラリーパーソンの新たな「資産分散」




この記事を書く前に、世上で騒がれているブラック企業やブラック労働の問題について
おちゃらけミクロ経済学でまとめていました。そのとき参考文献にさせてもらったのが、
僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?です。



この本の第5章、第6章を読むと、この厳しい世の中をサバイブするためのコツが、
8つ挙げられています。その3番目と4番目に、こんなものがあります。


  • 労働力を「消費」するのではなく「投資」する(P241)
  • 長期的な「資産」をつくる仕事を選ぶ(P245)


今の世の中、収入の100%を労働から得ていると、
ハイリターンが見込めても、ハイリスクのような気がします。



しかし、南さんがおっしゃる「草ベンチャー」方式ならば、
サラリーパーソンとしての収入は、ローリターンになるかもしれませんが、
人生そのものは、ローリスクになるかもしれません。



21世紀の中葉にかけて、このライフスタイルが当たり前になるかも。




【関連エントリ】


Eric Sink on the Businness of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方
ともに戦える「仲間」のつくり方 その2
僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
「たかが草野球」で人生が変わる




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