「なぜ」という視点で共通の知識を身につける
管理人は最近、初心者としてプログラミングを学習しています。
その学習で人の説明を聞いたり、参考書の解説を読んでいると、
よく、次のような「枕詞」に出会います。
- 「これはおまじないの言葉として…」
- 「お約束の一文なので…」
- 「そういう決まりごとで…」
例えば、PHPというプログラミング言語で、MySQLデータベースに接続するために、
おまじないとして、次のようなコードがあります。
$dsn = "$dbtype:dbname = $dbname;host = $sv;
$conn = new PDO($dsn, $user, $pass, $options);
まったくの初心の方が、それぞれの意味を理解しようとしても、
何のこっちゃさっぱり分かりません。とりあえずこれらは、「おまじない」として覚えてしまい、
「写経」するのが、学習の第一歩となります。
Coding w/ Gedit / Matrixizationized
「写経」は学習の第一歩なのだが…
「写経」とは、文字通り参考書のコードをエディタソフト(メモ帳ソフト)に
書き写すだけのことです。何回か、同じコードを「写経」しているとそんなものかと、
思い始めて、タイピングをするのもラクになってきます。
何せ全くの初心者(管理人)は、英文タイプも全くできないし、";"(セミコロン)や"."(ドット)の
脱字も頻繁に起こります。それが「写経」を何回か繰り返すと、コード全体の字面が、
見慣れてきて、綴りミスや記法ミスなどの初歩的なミスが減ってきます。
人間が作ったコードには意図がある
しかし、その「写経」が良いことばかりではありません。
「写経」に没頭しすぎると、デメリットもあるように思います。
- タイピングに集中するあまりコード全体の流れを読まなくなる
- 「決まり文句」や「お約束」を当たり前のことと受け止め疑問をもたなくなる
このデメリットを放置しておくと、せっかく何かの言語を習得しても
トレンドの早いプログラミングの業界では、そのスキルはすぐに使い物にならなくなるそうです。
本書では、プログラミング言語がもつ諸概念が、「なぜ」存在するのかを解説します。
"本書のテーマは、その「なぜ」を理解することです。そのために本書では、言語設計者の視点に立ち、複数の言語を比較し、そして言語がどう変化してきたのかを解説します。いろいろな概念が「なぜ」生まれたのかを理解することで、なぜ使うべきか、いつ使うべきか、どう使うべきかを判断できるようになるでしょう。そして、今後生まれてくる新しい概念も、より一層理解しやすくなるでしょう"
(裏表紙より)
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