2013年5月5日日曜日

医療にたかるな

媚びない・妥協しない・安易に群れない…







このセンセ、なかなかイイこというな~と思って、付箋をはさみながら読んでいたら、
200ページに満たない新書本で、付箋だらけに…。
どこを紹介すればいいのか、よく分からなくなってしまいました。



もし自分のかかりつけ医として、村上先生が診察してくださったら、
さぞかし「イヤな」先生だと思います。何十年もかけて出来た不摂生、不養生を
最低限の薬と、患者の意識改革で治そうとするイメージがあるからです。
人間はラクをしたい生き物なので、悪習慣を断つのは、とても難しい






HOKKAIDO / jim212jim





薬剤師から医師への転身





著者の村上先生は、元々は、医師としてではなく、薬剤師として某病院で働いていたそうです。



その病院で、薬漬けの診療体制に疑問を持ち、医師に進言したところ、
「薬剤師の分際で何を言うか!」と一喝されたことで、一念発起。
医学部に入学し直し、32歳で医師になったという「強者」です。



北海道の地域医療を支えるべく、財政破たんした夕張市を含む、北海道各地の
診療所での診察や、病院経営を携わってこられた方です。





実写版ブラック・ジャック、モノ申す






とまあ、こんな風に略歴だけをキレイにまとめても、
ブログを書いている方も面白くありません。本音の感想を言うと、



  • 「このセンセイ、医者としてあまり好かれない」
  • 「手塚治虫の作品に出てくるブラック・ジャック」



という感じかなぁ。もっとも村上先生も「好かれない」ことを重々承知の上、
モノ申していたりしますが。患者にも、大組織にも媚びないところは、
ブラック・ジャックそのものです。



もっともブラック・ジャックと違って医師免許は持っておられますし、治療を受けても、
法外な報酬は請求されませんが。






医師だけが言っているわけではない問題






直言居士な方なので、何らかの形でかかわる人は、さぞかし大変でしょう。
でも、おっしゃっていることは、正論をついて、なおかつ実践されている方なので、
なんとか受け入れるしかなさそうです。



管理人は、読んでるだけで気楽なもんですが、やはりここまで「突かれたら」、
いろいろと気になって考えてしまい、過去に読んだ本を思い出します。






これら2冊と村上先生の本を合わせて読むと、一層興味深くなります。




【関連エントリ】


山形道場 社会ケイザイの迷妄に喝!
そうだ葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生





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