ミクロ経済学・ゲーム理論の学習について
自分でもweb上でオークションサービスをやってみたいなぁと思い、
スキマ時間を見つけては、ミクロ経済学のゲーム理論の本を読んでいます。
が、なかなか読み終わらないのです。それもそのはず、基礎的な概念について、
きっちり理解ができていないからだと思います。ゲーム理論と言えば、
- 囚人のジレンマ
- 支配戦略
- ナッシュ均衡
- 戦略的行動
などが、基本的な概念でしょうが、「なんとなく分かったつもり」でも、
自分の言葉で、ちゃんと説明できません。これでは、分かったうちには入りません。
今回のブログでは、自戒もこめて、「分かったつもり」になっている本を紹介しましょう。
人生ゲーム中 / kanonn
経営戦略のゲーム理論‐交渉・契約・入札の戦略分析
装丁をパッと見たところ、ビジネス書のような感じがします。
ですが、そんじょそこらのビジネス書とは違います。
ゲーム理論やオークション理論に精通していないと、読みこなすのは大変難しい。
初学者の人が、通勤電車や出張の新幹線の中で読むのは、おススメできません。
管理人は、部屋の中で読み続けましたが、3分の1ぐらいで、読むのを投げ出してしまいました。
確かに、理論は精密に書かれていますが、行間に文字が、ギッチリ詰め込まれています。
相当な集中力を、長時間発揮しないと、途中で何が何だか分からなくなります。
ただ、理論の具体例は面白かったので、そこだけでも読む価値はあるでしょう。
図解で学ぶゲーム理論入門
上記の本が、初学者をはねつける原因は、
ほとんど全ての理論が、文字のみで表現されていて、ほとんど作図が出てこないことです。
その「文字だけ」のカベを打ち破ってくれるのが、こちらの本です。
それぞれの理論が、図解で説明されています。この本が理解できれば、
上の本を読むのも、さほど難しくなくなると思います。
見開き2ページでトピックスが完結しているので、初心者にとってやさしい構成です。
ただし、PC操作のリファレンス本とは違うので、つまみ食い読みでは理解が難しい。
最初から読むことをおススメします。
この本を理解できたら、
- バナナのたたき売り(オランダ式オークション)
- 職業資格としての大卒(シグナリング)
- 銀行の破綻処理(脅しのゲーム)
などの仕組みが分かるようになります。
【関連エントリ】
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