2013年5月12日日曜日

初心者のための(?)ゲーム理論

ミクロ経済学・ゲーム理論の学習について



自分でもweb上でオークションサービスをやってみたいなぁと思い、
スキマ時間を見つけては、ミクロ経済学のゲーム理論の本を読んでいます。



が、なかなか読み終わらないのです。それもそのはず、基礎的な概念について、
きっちり理解ができていないからだと思います。ゲーム理論と言えば、


  • 囚人のジレンマ
  • 支配戦略
  • ナッシュ均衡
  • 戦略的行動


などが、基本的な概念でしょうが、「なんとなく分かったつもり」でも、
自分の言葉で、ちゃんと説明できません。これでは、分かったうちには入りません。
今回のブログでは、自戒もこめて、「分かったつもり」になっている本を紹介しましょう。





人生ゲーム中 / kanonn





経営戦略のゲーム理論‐交渉・契約・入札の戦略分析








装丁をパッと見たところ、ビジネス書のような感じがします。
ですが、そんじょそこらのビジネス書とは違います。



ゲーム理論オークション理論に精通していないと、読みこなすのは大変難しい。
初学者の人が、通勤電車や出張の新幹線の中で読むのは、おススメできません。
管理人は、部屋の中で読み続けましたが、3分の1ぐらいで、読むのを投げ出してしまいました。



確かに、理論は精密に書かれていますが、行間に文字が、ギッチリ詰め込まれています。
相当な集中力を、長時間発揮しないと、途中で何が何だか分からなくなります。
ただ、理論の具体例は面白かったので、そこだけでも読む価値はあるでしょう。



図解で学ぶゲーム理論入門








上記の本が、初学者をはねつける原因は、
ほとんど全ての理論が、文字のみで表現されていて、ほとんど作図が出てこないことです。



その「文字だけ」のカベを打ち破ってくれるのが、こちらの本です。
それぞれの理論が、図解で説明されています。この本が理解できれば、
上の本を読むのも、さほど難しくなくなると思います。



見開き2ページでトピックスが完結しているので、初心者にとってやさしい構成です。
ただし、PC操作のリファレンス本とは違うので、つまみ食い読みでは理解が難しい。
最初から読むことをおススメします。




この本を理解できたら、


  • バナナのたたき売り(オランダ式オークション)
  • 職業資格としての大卒(シグナリング)
  • 銀行の破綻処理(脅しのゲーム)


などの仕組みが分かるようになります。



【関連エントリ】


eBayオークション戦略 究極のインターネットオークション戦略
オークション理論の基礎 ゲーム理論と情報科学の最先端領域











0 件のコメント:

コメントを投稿