教育のICT(情報通信技術)とデジタル教科書について
管理人は、現在、Web上で社会人向けの通信添削サービスをできないか、
考えております。そのため、教材のネタとなる「ミクロ経済学」や、
インフラとなる「コンピュータ・ネットワーク」に関する技術を読み漁っています。
さらに最近では、それらにプラスして、「教育関係」の本についても、読み始めています。
教育関係の本を読むのは、いくつか目的があります。
- 教育産業は国内でどれぐらい市場規模があるか?
- 社会人のための通信添削サービスとしてどのような競争相手がいるか?
- オンラインの教育サービスに向いた教え方は、何か?(選択式、計算ドリルなど)
PowerPoint Karaoke / rmlowe
オンラインの教育サービスに向いた教え方
特に、3番目のオンラインの教育サービスに向いた教え方について、
ほんとうにいいの?デジタル教科書で書いたものと、重なるものがいくつかあります。
それらは、おそらくサービスの開発上、欠かせないものだと思いますので、書き留めておきます。
- 横浜市教育委員会でネット上でのドリル問題を開発(P177)
- 読み書き計算が、指で操作するiPadが向いているかどうか議論の余地がある(P178)
- 板書はパワポで代替できる。浮いた時間は、先生の説明と生徒がノートにまとめることにあてる(P183)
管理人が目指しているのは、論述式問題に対する通信添削サービスなので、
そのサービスと教育のデジタル化が、どう結びつくかについての言及がなかったことは、
少し残念です。
体罰事件、君が代斉唱、ゆとり教育etc
ちなみに著者は、大阪府立和泉高等学校校長から、
大阪府教育長を歴任されている、中原徹さんと横浜市議会議員の伊藤大貴さんです。
そのせいか、本書では教育行政や教育と政治の問題について、紙幅が多く割かれています。
- 体罰事件で露呈した問題の核心(P33)
- 君が代斉唱時の口元チェック事件の顛末(P59)
- 教育は政治から中立となり得るか(P63)
- ゆとり教育か詰め込み教育か(P112)
- 学校の先生は働き過ぎか(P196)
これらの話題に興味のある方にも、ぜひどうぞ!
【関連エントリ】
ほんとうにいいの?デジタル教科書
iTunes Uと大学教育 -Appleは教育をどのように変えるのか?
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