Webサービスを気軽にはじめたい人のための本
「自分でもWebサービスを作りたい!」と思ってたら、この本の存在を知りました。
(誰かに勧めてもらったか、アマゾンの検索でたまたま目に入ったかは忘れた)。
目次を見ると、本書は次のように構成になっています。
まさしく、Webサービスを自分で作って、リリースするための手順通りだと思います。
(私はそんなこともよく知らない、どシロウトです(泣))。
- 第1章 心構えと下準備
- 第2章 企画
- 第3章 設計
- 第4章 開発
- 第5章 プロモーションと運用
All Video Sites - The List / HH-Michael
お好きなところからどうぞ
ただ、サブタイトルが、「33のエッセイ」となっていますので、さほど、
論理的につながっている文章ではありません。
(もちろん、途中で紹介されている、Perl(プログラミング言語)のコードなどは、
論理的だと思いますが)
上記の目次を大枠として、著者の和田裕介(ゆーすけべー)さんが、
Webサービスの開発をしている際に、心に浮かんだことを、書き連ねたという感じです。
従って、読んでいると「ぷッ!」と吹き出したくなるようなことが、多かったです(笑)
- ぐだぐだ言ってないでコードを書けよ、ハゲ!(P2)
- 全裸で学ぶMVC事始め(P118)
- イカ娘でTwtterOAuth認証(P147)
Webサービスに対する考え方は一級品!
ゆーすけべーさんは、いくつかサイトを運営されていて、
中には、アクセスが、月間1,000万PV(プレビュー)にも及ぶサイトも運営されているそうです。
(ちなみに当ブログは、2013年1月現在で、月間2,000PVなので、「大物ぶり」がよく分かります)
そのせいか、「Webアプリのパフォーマンスアップ作戦」(P178)など
にあるように自サイトへのトラフィックが、突然増加したときに、
- バックエンド:アプリ部分のリクエストを処理する際の性能
- フロントエンド:アプリ部分の以外のページ全体を構成するパーツ群の配信性能
- クライアント:ページ全体を描画する際にクライアントにどれだけ負荷をかけるかの性能
など、問題点を切り分ける方法は、今後個人的にも大いに参考になりそうです。
その他、すでにプログラミングに慣れている人には、「軽い」読み物として、
置いておくことができると思います。
【関連エントリ】
Webサービスを始めるためのPHP特集
【参考文献】
小森裕介
「プロになるためのWeb技術入門」 ――なぜ、あなたはWebシステムを開発できないのか
技術評論社
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