どんな難しい問題でもコトの本質が見通せる技術
「勉強する時間がない…」とお嘆きの方に朗報です
目次を見ただけで、勉強法が、たったの30秒で分かってしまいます。
タイトルは、「反論する技術」となっていますが、
本書で使われている見出しを「勉強法のコツ」としてとらえれば、
難しいテーマでも、すいすいと頭に入ると思います。
実際に管理人が目にとまった目次と、その見出しを以下に書き出しましょう。
- 意見ではなく質問で返せ
・図に書いてもらう
・言葉の定義をしてもらう
- 不利になったら話を変えろ
・問題点を整理する
- まともに答えずに様子を見る
・感情論に深入りしない
・反論するまでもないなら黙っている
- おかしな点を指摘してプレッシャーを与えろ
・一般論は良いとしても具体論としては妥当でないことを指摘する
・矛盾を探して指摘する
- 自分の考えのよさを伝えろ
・時系列で考える
・動かない事実をベースにする
・一番重要な話を繰り返し行う
- 証拠を示して納得させろ
・具体例を用いる
・権威を引用する
裁判所の扉 / Yasuo Kida
実際に「反論する技術」を使う(企業経営編)
これを先日、自分で書いたデフレの真犯人 脱ROE〔株主資本利益率〕革命で甦る日本
に適用してみましょう。木山先生の主旨に沿って、北野さんの「デフレの真犯人」を読むと、
企業会計や証券分析にとどまらず、世間一般で言われている「デフレ」の正体が、
(なんとなくでも)分かるようになります。
いくつかを例に取ると、次の通りです。
「デフレの真犯人」では、株主の代理人として、企業経営一般について、
効率(株主資本利益率)ではなく、総量(売上高)と、その需要を重視する
経営について、主張をされています。
- 言葉の定義をしてもらう
株主資本利益率(ROE) = 税引後純利益 ÷ 株主資本
- 動かない事実をベースにする
売上高と利害関係者への利益分配先は決まっている。
- 矛盾を探して指摘する
売上高が一定の中でその分配方法だけを批判してもパイは大きくならない
- 感情論に深入りしない
「日銀の金融緩和」のみにしつこくこだわない
実際に「反論する技術」を使う(公的年金編)
【関連エントリ】では、「デフレの真犯人」の他に、
公的年金の問題について、述べた本を取り上げています。
「公的年金」も、テーマが異なり複雑そうに見える問題ですが、
木山先生が紹介された「反論する技術」を適用すると、コトの本質が見えてきます。
- 時系列で考える
「現在」の問題と「将来」の問題に分ける
- 権威を引用する
厚生労働省自身が用いている資料を示す
- 具体例を用いる
公的年金の積立年金の不足額は約750兆円
【関連エントリ】
デフレの真犯人 脱ROE〔株主資本利益率〕革命で甦る日本
年金問題は解決できる! 積立方式移行による抜本改革その4
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