「孤独学」が分かる~自分との本当の出会いについて
以前、働くことがイヤな人のための本という本の感想文を書きました。
確か、中島義道さんは、37~38歳ぐらいまで、引きこもり同然の暮らしをしていたそうです。
本書の著者である諸富祥彦さんに言わせると、
文科系の大学院に行く人は、そんなもんだということです。
ちなみに諸富さんは、大学の学部に4年、院に7年間も在籍していたそう。
うち、2年間は、最低限の生理的欲求(食事、トイレ、週に一回の入浴など)
を満たす以外は、思考と論文執筆のみに没頭していたそうです。
Lonely Monkey Ape at Zoo / epSos.de
「ひとり」と「深い孤独」の違い
さて、この本では、「孤独」という言葉について、きっちりと定義がなされています。
実存心理学者・ムスターカスの『愛と孤独』からの引用を引いて、説明をされています。
まず、「孤独」について「ひとり」と「深い孤独」に分けています。
1.「ひとり」
毎日の忙しさから自分を取り戻し、自分を表現するために必要な一時の休息。
または、過去と未来に連続性があり、社会に戻っていくための準備期間。
2.「深い孤独」
自分がギリギリにまで追い詰められたあとに訪れる極限的な体験。
また、過去と未来の間に断絶した体験をもたらす。
「深い孤独」の詳しい分類
ちなみに、2.「深い孤独」については、さらに説明がなされています。
詳しくは述べませんが、ざっと次のように分類できるそうです。
図にすると、何かと分かりやすいと思い、まとめてみました。
「深い孤独」の詳しい分類
- 孤独になる勇気を持ちたい人
- 孤独を楽しむ能力を持ちたい人
ぜひ、どうぞ。
【関連エントリ】
働くことがイヤな人のための本
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
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