民法案内 1 私法の道しるべ
"第一 法律を学ぶには、暗記しないで、理解しなければならない"
法律に関わらず、「勉強法」全般を身につけたい人には、うってつけの本です。
上の引用は、しょっぱなの見出しです。
本書は、約1000条からなる民法を初心者にでも分かるように、編まれた本です。
最初は、法律そのものではなく、「効率の良い勉強法」が掲載されています。
そのため、以下の方法について、示されています。
- 「定義を作ることの効用」
- 「系統を立てて理解する方法」
- 「不明なものの性質を判断するための方法」
本書を読んでいると、法律の学び方も経済学の学び方も一緒だなあと感じました。
著者の我妻先生は、昭和初期から30年代に、教鞭をとられていました。
それだけに今も昔も変わらぬ勉強法は、とても参考になります。
読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
- 高等学校程度の知識を埋める本の案内が秀逸!
- 昭和恐慌にいたる説明が簡潔明快!
- 必ずしも「本への書き込み」だけを「読書の技法」とはしていない
1では、高校で習得しているはずだった、知識の欠損部分を埋めるのに最適な本です。
佐藤さんは、「文系」の人で数学について、苦手意識の強い方には、
以下の本をすすめれられています。
2では、高校の日本史の教科書を使って、必要最小限の文章で第一次世界大戦から、
昭和恐慌へ至る過程を説明されています。
3では、おすすめ勉強法の一つとして、例にあげたのが、意外にもロシア革命で有名な「レーニン」。
彼はしょっちょう逃げ隠れて生活してたから、蔵書はできなかったので、
図書館に通っては、文章をノートに抜き書きをして、コメントを残していったらしいです。
図書館派の人にとっては、非常に嬉しい記述です!
【関連エントリ】
弁護士だけが知っている 反論する技術
神学部とは何か 非キリスト教徒にとっての神学入門
民法案内 2 民法総則
【参考文献】
田代嘉宏 新編 高専の数学1 第2版・新装版 森北出版
高橋 一雄 数IA・IIB・IIICがこの1冊でいっきにわかる もう一度 高校数学 日本実業出版社
0 件のコメント:
コメントを投稿