躁病をマジで楽しむ家族
躁うつ病、とひとくちに言っても、主に2種類に大別されます。
- 双極性障害Ⅰ型…「躁」状態を伴う。
- 双極性障害Ⅱ型…「軽躁」状態を伴う。
前者は、自覚的には、エネルギーに満ち、快いものである場合が多いようですが、
社会的には、種々のトラブルを引き起こすことが多いらしいです。
一方、後者の「軽躁」状態は、「躁」状態と類似していますが、
入院するほど重篤ではなく、社会生活に大きな支障を、来さないのが特徴です。
著者の一人である、北先生の躁は、前者のⅠ型のタイプです。
一旦、躁状態に入ると、
- 破産宣告を受けるほど株式売買にのめり込む(P69)
- 「マンボウマブゼ共和国」を建国する(P105)
- 「徹子の部屋」で番組初の2日連続出演を果たす(P128)
ちなみに、テレビ出演をされた「徹子の部屋」では、
黒柳徹子さんの司会を振り切って、喋りまくったとのこと。
管理人は、このくだりで大爆笑してしまいました。
本書のもう一人の著者である、斎藤由香さんや、北さんの奥さんである、
喜美子さんは、このような北さんの行動を、上手に受け流していました。
もちろん、株式売買の失敗で、破産宣告を受けてしまったぐらいですから、
手当をするための、金策などは、大変だったようですが。
本書の他にも、躁うつ病のキャリアの方や、その家族の発言をまとめた本などを、
読んだことは、ありますが、ネガティブなイメージを受けることが、ほとんどでした。
ですが、本書は、そのイメージを、見事にくつがえしてくれました。
家族写真 / woopsdez
精神疾患に関わらず、病気になっても、
そんなに落ち込まなくてもいいよ、というメッセージ性が感じられます。
北先生自身が、精神科医なので、非常に説得力があります。
【参考文献】
北杜夫 どくとるマンボウ青春記 (新潮文庫)
コロ健
返信削除こんにちは、メッセージありがとうございました。
ブログ、リンクさせていただきます。
よければ、私のブログにもおいでください。
コロ健さま
返信削除コメントありがとうございます。
また、ブログのリンクありがとうございます。
先ほどコロ健さまのブログにも、
アクセスさせていただきました。
ですが、投稿の表示がされないようです。
現在、記事をUP中なのでしょうか?