2012年12月5日水曜日

今週の週刊ダイヤモンド 2012年12月8日号

野口悠紀雄先生の「財政支出論」



週刊ダイヤモンド 2012年12月8日号



昨日、今週の週刊東洋経済 2012年12月8日号で、
早稲田大学・野口悠紀雄先生の金融政策論をネタに、
記事を1本書かせていただきました。
今度は、今週発売の週刊ダイヤモンドでも、ネタが書けそうです。



さっさと不況を終わらせろ!
今週の週刊東洋経済 2012年12月8日号



では、それぞれ公共事業投資に関する、話題ですが、
「財政支出」というキーワードを出すと、年金問題は、共通の話題になります。
公共事業も、公的年金(特に国民年金)も財政支出を、必要としているからです。




今週の週刊ダイヤモンドで野口先生は、
文頭に、公的年金の「積立金不足問題」について、言及されています。



"日本の公的年金制度は、約550兆円の債務超過に陥っている。
しかし、これが緊急の対処を要する重大な問題とは、認識されていない"

(P132 連載記事「超」整理日記より)


読んでるこちらとしては、
「言いにくいことをずいぶんハッキリ言うよな。うすうすは感じていたが…」
というのが、感想です。




霞が関官庁街

Central Gov't Bldg. No.1 Annex / Dick Thomas Johnson



その上で、野口先生は、2つの解決方法を提示されています。



オプション1:


"年金を削減する方法だ。すでに受給している人の年金も含めて、
年金を積立金と国庫負担金で賄える水準までカットするのである"



オプション2:

"年金水準には手をつけない方法だ。(中略)つまりこれは、
「赤字の処理は将来世代につけ回しする」という方法だ。


無論、これらの二者択一は、極端な選択なので、
政治上の議論をすべきだと、という結論にされています。



拡大的財政支出による、公共事業投資の問題と言い、
頭の痛い問題ですね(ー。ー)フゥ



参考文献に挙げている本、今図書館で順番待ちしています。
早く回ってこないかなぁ。




【関連エントリ】




年金問題は解決できる! 積立方式移行による抜本改革その4


年金問題は解決できる! 積立方式移行による抜本改革その3
年金問題は解決できる! 積立方式移行による抜本改革その2
年金問題は解決できる! 積立方式移行による抜本改革その1




【参考文献】


鈴木 亘 年金問題は解決できる! ―積立方式移行による抜本改革年金問題は解決できる! ―積立方式移行による抜本改革 日本経済新聞出版社





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