野口悠紀雄先生の「財政支出論」
昨日、今週の週刊東洋経済 2012年12月8日号で、
早稲田大学・野口悠紀雄先生の金融政策論をネタに、
記事を1本書かせていただきました。
今度は、今週発売の週刊ダイヤモンドでも、ネタが書けそうです。
さっさと不況を終わらせろ!
今週の週刊東洋経済 2012年12月8日号
では、それぞれ公共事業投資に関する、話題ですが、
「財政支出」というキーワードを出すと、年金問題は、共通の話題になります。
公共事業も、公的年金(特に国民年金)も財政支出を、必要としているからです。
今週の週刊ダイヤモンドで野口先生は、
文頭に、公的年金の「積立金不足問題」について、言及されています。
"日本の公的年金制度は、約550兆円の債務超過に陥っている。
しかし、これが緊急の対処を要する重大な問題とは、認識されていない"
(P132 連載記事「超」整理日記より)
読んでるこちらとしては、
「言いにくいことをずいぶんハッキリ言うよな。うすうすは感じていたが…」
というのが、感想です。
Central Gov't Bldg. No.1 Annex / Dick Thomas Johnson
その上で、野口先生は、2つの解決方法を提示されています。
オプション1:
"年金を削減する方法だ。すでに受給している人の年金も含めて、
年金を積立金と国庫負担金で賄える水準までカットするのである"
オプション2:
"年金水準には手をつけない方法だ。(中略)つまりこれは、
「赤字の処理は将来世代につけ回しする」という方法だ。
無論、これらの二者択一は、極端な選択なので、
政治上の議論をすべきだと、という結論にされています。
拡大的財政支出による、公共事業投資の問題と言い、
頭の痛い問題ですね(ー。ー)フゥ
参考文献に挙げている本、今図書館で順番待ちしています。
早く回ってこないかなぁ。
【関連エントリ】
年金問題は解決できる! 積立方式移行による抜本改革その4
年金問題は解決できる! 積立方式移行による抜本改革その3
年金問題は解決できる! 積立方式移行による抜本改革その2
年金問題は解決できる! 積立方式移行による抜本改革その1
【参考文献】
鈴木 亘 年金問題は解決できる! ―積立方式移行による抜本改革 日本経済新聞出版社
0 件のコメント:
コメントを投稿