「IT断食」は組織のタイプと要相談
【中毒】とは
1 生体内に入った薬物・毒物や生体内の代謝産物によって病態や機能障害が生じること。
2 あるものへの依存が強く、ちょっとでも不足すると非常に強い飢餓感をもつこと。
goo辞書
中毒 / ghoguma
本書が具体例で登場する「IT中毒」とは、1に近いような気がします。
会社・団体・政府など「組織」といえば、上意下達の「中央集権型組織」のことを
指す場合が多いです。こういった組織に「双方向性のコミュニケーション」が、
合うかどうかそもそも怪しいような気がしました。
もちろん「中央集権型組織」が向いている組織もあるので、価値判断はできません。
外交・国防・(平時の)消防の組織は、中央集権に向いているように思います。
(治安については、「踊る大捜査線」などを見ていると、
中央集権がいいのか、分権がいいのかわかりませんが)
これらの組織でも、電子メールで、個別に上から下に降りてくる程度のITならば、
許容できたかもしれません。
しかし、「中央集権型組織」は、facebookやtwitterのような、
「タテ」・「ヨコ」・「ナナメ」が入り乱れた、
ソーシャルコミュニケーションには合わない、
つまり「中毒」になっても仕方がないと思います。
コミュニケーションの「道具」うんぬんというより、
その組織の「体質」が、その「道具」がに合うか合わないかの
問題ということです。
それら以外の組織、特に民間企業の場合では、
発想を中央集権な発想から分権的な発想に切り替える必要がある、
と感じます。そもそも民間企業が提供する財・サービスが、
極めて「分権的」な市場に、従う世界だから。
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