脱・受験競争後の学習インセンティブとは?
人間は、どのようなインセンティブがあれば、
学習意欲が喚起されるか?という疑問から、本書を読みました。
前半では、かつて日本の大部分を占めていた、
農家世帯の「跡取り以外の子女」が、都市での職を得るために、
高学歴化したところから、問題提起を行っています。
かつては、「せめて高校ぐらいは出しておかねば」という、
親の思いが、学習のインセンティブを高めていました。
つまり学歴取得が、都市における、就職のパスポートとなっていました。
2012_03_08_10_12_31 / misawakatsutoshi
90年代に入ると、その受験競争についての認識が変化し、
競争圧力を教育の世界から取り除かてきたため、
学習のインセンティブが、なくなったと論じられています。
しかし、私が求めていた
「脱・受験競争後の学習インセンティブ」についての論は、
ちょっと抽象的で分かりにくかったのが、残念でした。
個人的には、、知識欲・学習意欲というのは、
食欲や性欲と同じぐらい、生理的なものだと思っています。
人間の「わがままな本能」を喚起するようなサービスが、
必要なのではないかなぁ、と個人的に思います。
最近は、Web上では、無料学習サイトが無料でできてますしね。
人間の知識欲・学習意欲に、根ざしていると思います。
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